今回はあなたの脳力を存分に引き出し、より賢く、よりクリエイティブになり、より記憶力が増すマインドマップ」というツールをご紹介します。

  • もの覚えが悪く、物事の習得に他の人より時間がかかってしまう
  • 複雑な内容をわかりやすくまとめるのが苦手
  • 提案や会議の場でアイデアがなかなか思い浮かばない

頭を効率的に活用したい方なら、脳の機能に適した思考整理の方法であるマインドマップを使わない手はありません。まず最初に、マインドマップと出会ったおかげで大成功を収めたエドワード・ヒューという人物をご紹介します。

エドワード・ヒューのお話

エドワードはどの科目も平均的な順位をとり、成績は学年の真ん中くらいというありふれた学生でした。そんな彼が行こうと心に決めていたのが、ケンブリッジ大学です。

ケンブリッジ大学はイギリスでトップクラスの難関校であり、偏差値は75くらい。日本で言えば東大のようなものです。

エドワードは15歳のときに模擬試験を受けました。しかし結果はBやCばかりで、ケンブリッジ大学の合格水準には遠く及びません。試験の結果に落胆しているエドワードに、父親のジョージは「頭がよくなる本」を紹介しました。

エドワードはその本でマインドマップについて知り、勉強へのやる気を取り戻します。そして彼の通う学校で、こう宣言したのです。

全科目でAをめざすのでケンブリッジ大学に推薦してほしい

教師たちの反応はとうぜん否定的なものでした。

「冗談はよせよ。ほら、君には無理さ。君の成績はいまだかつて、ケンブリッジの水準に近かったことすらないだろ?」

「ふざけるな! ひょっとしたらBくらいはとれるかもしれないけど、たぶんCばかりになるのが目に見えている」

しかしエドワードは教師からの心ない言葉を意に介さず、ケンブリッジ合格に向けてマインドマップを活用した勉強を始めました。ここで、「頭がよくなる本」の中でエドワード自身が話している内容の一部を引用します。

試験がどんどん近づいてきました。ぼくは過去2年間の学校でのノートを整理して、マインドマップにまとめました。つぎにそれに色を塗り、陰影をつけて、各科目、そして時には各科目の重要な部分について巨大なマスター・マインドマップを作成しました。

(中略)

これらのマインドマップを週に1回ずつ復習しつづけ、さらに試験が近くなるにしたがって、もっと定期的に見直しを行いました。マインドマップを思い出す練習を行い、本や他のノートを見ないで、記憶だけでその科目について持っている知識と理解をマインドマップに描き、つぎにそれをマスター・マインドマップと比較して違いをチェックしました。

また、重要な本をすべて読んでから、そのうち何冊かに絞りこんで熟読し、そのマインドマップを作って最大限の理解と記憶が得られるようにしました。加えて、優れた論文の形式やスタイルを勉強して、自分で作ったマインドマップをもとに論文と記述試験の練習をしました。

そしてやってきたケンブリッジの入学試験で、彼の成績は以下のようなものでした。
エドワードの成績

彼は見事にケンブリッジ合格を果たしたのです。

マナブ君
マナブ君

マインドマップすごすぎ!

りゅう先生
りゅう先生

マインドマップがどんなものなのか、これからより詳しく説明していくぞい

砂時計読むのにかかる時間:4分

マインドマップはどんなもの?

マインドマップ
まずは、↑ の僕が読んだ本の内容をまとめたマインドマップを見てみてください。このように、単語やイラストを使って情報をカラフルに描き出したものがマインドマップです。
(あまり絵心がある方ではないので、イラストの出来は大目に見てくださいw)

普通にノートにまとめた情報と違って見ていて楽しいですし、直感的に理解できて、物事の関連がわかりやすいのが特徴です。

このマインドマップを発明したのがトニー・ブザンさんという人物。彼が出版した書籍は世界30カ国語に翻訳され、100カ国以上で出版されました。また、世界的な経済雑誌であるForbesで世界トップ5のスピーカーとしてランクインしたこともある、脳と学習の世界的権威です。

ところで、マインドマップってよくある脳内の神経細胞のイメージ図と似ていませんか?
脳内の神経細胞
だからこそ私たちの脳にとって、直感的に理解しやすくて覚えやすいのかもしれません

マインドマップの優れたところ

先ほど僕が読んだ本の内容をまとめたマインドマップをお見せしましたが、下の画像は同じ本の内容をノートにまとめてみたものです。
本の内容をまとめたノート
一度マインドマップを描いたので、わりと整理されてまとまっていますが、いきなりノートに書いていたらこうはいかなかったかもしれません。

しかも、マインドマップとノートのどちらがより短時間で頭に入ってきやすいか、覚えやすいかは一目瞭然ですよね。

ザ・マインドマップという本の中でも、著者であるブザン氏は、僕らがこれまで小・中・高でとり続けてきた従来のノートがいかに非効率で間違ったものであるかについて、4つの欠点をあげています。

普通のノートの4つの欠点
  • キーワードが明確でない
  • 記憶しにくい
  • 時間を無駄にする
  • 脳の創造性を刺激しない
マナブ君
マナブ君

僕はずっと間違ったノートの取り方をしてきたんだ… 小学校に入る前にマインドマップと出会いたかったよ

りゅう先生
りゅう先生

日本の教育に、これからマインドマップがどんどん導入されていくといいのう

僕が描いたマインドマップとノートを比較してみても、確かにブザン氏の言う通りだと思いませんか? 裏を返せばマインドマップは「キーワードが明確で、記憶しやすく、短時間で理解できて、脳の創造性を刺激する」情報整理の方法なのです✨ そして個人的に思うマインドマップの良いところは、描いていてとっても楽しいことです。

マインドマップを描いていると、次々とアイデアやイメージがわいてきます。絵が下手な僕でも、言葉と言葉を結びつけながらわかりやすくまとめ、イラストを使って印象に残るようにカラフルなマインドマップを描くのにはハマってしまいました(๑•̀ •́)و✧

マインドマップを知って以来、読んだ本は全てマインドマップにまとめてます。趣味みたいなものです♪

マインドマップが使える場面

これはマインドマップ発明者のブザン氏ではなく僕の個人的な意見ですが、マインドマップの使い方は2種類に分けられます。それは、

  • 情報をまとめる
  • 探求・創造をする

です。それぞれについて説明していきますね。

情報をまとめる

情報をまとめるマインドマップは、僕が読んだ本の内容を描いたように、見たり聞いたり感じたりした情報を整理するときに使います。

情報をまとめるを描くときのポイントがいつまでも覚えておきたい内容でなければ、黒単色・文字だけでいいという点。

例えばこのブログの記事も、最初にマインドマップを描いて全体の内容を決めてから、文章に落とし込んでいます。
ブログ記事のマインドマップ
ブログ記事のマインドマップは、記事を書き終わりさえすれば忘れてしまっていいものです。なので、シャーペンでキーワードだけをサッと書いてそれほど時間をかけないで作成しました

僕は会社で上司の指示をメモするときもマインドマップを使うのですが(笑) これもキーワードだけをマインドマップ形式で書き留めていきます。

探求・創造をする

  • プレゼン資料のアイデアを考えるとき
  • 自己を探求してやりたいことや強みを見つけたいとき

このように、考えを深めたいときや創造的な発想がしたいときにもマインドマップは使えます。

探求・創造をするを描く手順は以下のとおり。

探求・創造用マインドマップの描き方
  1. 中心にやりたいことを書く
  2. やりたいことから連想されるキーワードを次々に書いていく
  3. キーワードから連想されるキーワードもどんどん書いていく
  4. イメージが思い浮かんだら、それもイラストとして描き足す
  5. できるだけカラフルに、創造性や発想を刺激するように描く

ためしに、僕が「生きているうちに実現したいこと」をマインドマップで描いてみました! 制作時間は40分くらい。
「生きているうちに実現したいこと」のマインドマップ

こんな感じでメインの課題を真ん中あたりに書き、外側にいくほど詳細な内容を書いて、矢印で要素を結びつけたりもします。

マナブ君
マナブ君

記憶したり、創造性を発揮する必要があるときは、色やイラストをたくさん使って描くんだね!

りゅう先生
りゅう先生

文字だけでモノクロよりも、イラストや色が豊富な方が人の脳はよく働くんじゃ

マインドマップを描いてみよう!

それではためしにマインドマップを描いてみてください。

描く内容は今月の目標でも、自分の好きなことでも、僕がやっているみたいに本の内容でも何でもいいです。一度描いてしまえば、マインドマップの有用性、楽しさに気付いて僕と同じようにマインドマップにハマるはずですよ(笑)

より具体的なマインドマップの描き方やコツについては下記の記事が参考になるはずです✨